何百万回言っても、模試の偏差値が60もないのに単語帳とにらめっこしている人がいる。
単語帳がどうして効率的でないかというと「occupy=占める、占領する」といくら覚えても長文の中で出て来たときに「文章」としてすっと頭の中に入ってはこないから。それに読解力は単語力だけでなく「文法(構文)、論理力、背景知識、英語のまま理解する力」が総合的に合わさったもの。単語だけいくら覚えても読めるようにはならない。
もし単語帳とにらめっこすることで入試長文が読めるようになるなら、今こんな成績なはずはないだろう(単語帳で成績が上がったと思うならやればよい)。
このサイトには入試長文をいっぱいあげているので、試しにターゲットに出ている単語が長文でどれくらい出てくるか検索してみる。
ぱっと開いたページがこれだったので、ここから。

このサイトで検索してみると



こんなもの。
さらに、単語帳で単語を覚えるというのは単なる暗記作業で、「英単語=日本語訳」のペアを覚えているだけ。それ以外の力はつかない。
長文を読めば「構文(文法)+単語+背景知識+論理+英語を英語で理解する力(=速読力)」が総合的についてくる。もっと言えば、知らない単語が出てきたときに文脈から推測したり単語がわからなくてもその文や段落の意味がわかるという力もつく。
どっちが効率的か?
まとめ。
共テ模試で偏差値60ない人は、単語帳よりも共テ問題集とAim High Vol.2の復習を徹底的にやりながら、自分が志望する大学の過去問を単語の意味を調べながらやる(単語の意味を調べながらやると時間がかかりすぎるという人はコミュ英でプリントで配布している過去問や、このサイトに載っている過去問をやる←単語リストがある)。
偏差値が60以上ある人も、単語帳は寝る前とかスキマ時間でやる方がよい。ある程度の時間(30分程度?)がとれる場合はひたすら長文を単語調べながら読む。このサイトを使えばスマホでも単語を調べながら、わからないところはすぐ訳を参照しながら読める。さらに、ネットで英語を読みまくればよい。
スマホで単語を調べる方法
パソコンで単語を調べる&単語帳を作る(おすすめ)
TedEDで多読
読んで読んで読みまくる。これが一番の近道である。